中小企業診断士の田邊です。
現在、「廃業支援の教科書」という教材を開発しています。
なぜ、このような教材を開発しているのか?
すべて情報公開しますので、ぜひ最後までお読みください。
大廃業時代に備えて
廃業・倒産が増加しています。
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、ますます増加していくことが見込まれます。
有名な会社では、レナウンが民事再生法の適用を申請しました。このような大企業の倒産の裏には、多くの中小企業・零細企業も影響を受け、廃業に追い込まれていくかもしれません。
東京商工リサーチによると、新型コロナ関連の経営破たんは、2月2件、3月23件から、4月は84件に急増。5月も大型連休を挟んで18日までに47件が発生し、月間100件ペースで推移している。(2020年5月18日17時現在)
経営者の相談相手
「廃業って、誰に聞けばいい?」
実際の経営者の立場になってみると、なかなか難しい問題です。
理由は明白で、経営者のまわりに、 「廃業支援の専門家」を名乗る人はほとんどいないからです。
士業の実態
下図は、私が2020年4月に実施した士業への廃業に関するアンケート結果です。士業のうち、77.4%の方は、「廃業支援は専門分野ではない」と回答結果が出ています。
さらに、士業別のアンケート結果です。経営相談を受けることが多い、税理士・中小企業診断士の70~80%の方は、「専門分野ではない」という結果になりました。
経営者からの「廃業」にまつわる相談を自信を持って対応できる士業は、実は数少ないことがわかってきました。
2020年4月のこと
中小企業診断士である私の元に、知り合いの経営者より、1つのメッセージが届きました。
「コロナの影響で、店を閉めることを考えている。でも、解約するにも、半年の家賃を払わないといけない。原状回復費や撤去費用もかかる。それを支払うだけのキャッシュはない。やめたくてもやめれない。どうしたらいいものか。」
売上アップを専門分野にする私に、このような相談が来るとは、、、。
『これって、廃業相談だよな?』
ちょっと前の私でしたら、おそらく破産に強い弁護士さんを紹介して、それでおしまいだったかもしれません。
でも、こんな時だからこそ、きちんと「廃業」に向き合わなければならない。
心の底からそう感じました。
でも、これは「私」だけの話ではありません。
もっと「廃業支援の専門家」としての受け皿が増えないといけない!「専門家」でなくても、対応できる人が増えなければならない!そう強く思いました!
そこで、私のように、いままで「廃業に縁のなかった」士業やコンサルタントにも、短期間で「廃業支援」を学べる教材は提供できないか?と考えるに至りました。
廃業支援のプロに相談
そこで、廃業支援のスペシャリスト・奥村聡氏にダメ元で依頼をしてみました。
奥村聡氏
事業承継デザイナー/司法書士/ひょうごエンジン株式会社代表取締役/あまなだあわじ合同会社代表
「社長のおくりびと」という異名を持つ、事業承継や廃業支援のプロフェッショナル。過去800社以上の廃業支援に携わってきた社長をやめさせる国内有数のコンサルタント。
そしたら、なんと!
あっさりとご快諾いただけたのです。ただし、奥村さんも昨年のNHK番組「大廃業時代」にも出演され、全国から引っ張りだこに。大変お忙しい状況。
「正直な話、1から教材を作ることは、時間的に難しい。」
ということで、一度は、諦めようかと思いました。
そうしたら、奥村さんから、以下のご提案をいただきました。
「論語形式なら、いいでしょう。論語は、孔子が作ったものではなく、孔子の話を聞いた弟子たちが作り上げたもの。田邊さんに、教えるので、それを教材にしてはどうですか。」
このような大役が務まるのか、正直自信はありませんが、せっかくの機会ですので、全力でやらせていただこうと思いました。
「ぜひ、お願いします!」
こうして、「廃業支援の教科書」作りがスタートしました。
奥村さんとのミーティング
ということで、現在、週に2~3時間のミーティングを持ち、奥村さんの廃業支援のノウハウをヒアリングし、教科書としての情報に落とし込んでいます。
お話を聞いていると、すごいノウハウが出てきます。さすがは、今までに 800社以上の廃業に携わってきたプロの話です。
正直、びっくりすることが多いです。
私も、スモールM&Aの経験はありますから、「事業の引継ぎって、こうういう感じですよね~」と思っていたら、「廃業の現場では、こう!」というように、私の知らない情報がたくさんでてきました。
いきなり廃業支援の専門家になることは難しいかもしれませんが、この教材を手にしていただくことで、廃業相談の一次対応はできるようになると信じています!
教材について
今、作っている教材の一部を紹介します。
今回の教材の内訳
2章 事業引継ぎ編
3章 企業経営編
4章 分社化スキーム編
5章 法務編
6章 財務会計編
7章 税務編
8章 銀行編
9章 労務編
10章 不動産編
教材のメリット
これを学ぶことにより、得られるメリットは以下の通りです。
廃業プランナーには、横断的な幅広い知識が求められます。まずは、廃業相談の一次対応ができるだけの幅広い知識を身につけることができます。
800社以上の廃業支援の実績を持つ奥村さんの経験を踏まえた情報を提供します。なるべく事例を掲載していきます。擬似体験をしていただき、あたかも廃業支援の経験を積んだかのような状態にしていきます。
日本全国の廃業プランナーの仲間ができます。横同士のネットワークも重要視しています。SNSや勉強会などを予定していますので、積極的に信頼できるプランナー仲間を作ってください。
教材開発でのポイント
今回の教材を開発する上で、気をつけた点についてまとめます。
廃業支援を体系的な内容にまとめました。法務や財務などの基本的なところから、銀行交渉・分社化スキーム・第三者承継など、廃業支援に必要な知識をまとめました。
廃業支援の専門家が、実際に関わった事例をベースに実践的な内容にまとめました。アンケート結果より、多くの方から実務面・事例への期待されていることが分かっています。
すべてオンラインで提供します。あなたのペースで、計画的に学ぶことができます。実務にあたり、わからない箇所は、何回も復習することができます。
お申し込みの条件
「廃業支援の受け皿を作る!」
私の使命は、これから増加するであろう「廃業相談」への受け皿を作ることです。
①誰に相談したらいいのか、わからない、、、
②なにをすればいいのか、わからない、、、
③いつまでに決断すればいいのか、わからない、、、
こんな経営者の悩みに、対応できる士業を増やしたい!
小さな仕事でも、体系的な知識を持って相談対応してもらいたい!
そんな受け皿を作るために緊急的にまとめた教材です。
ですので、以下のような条件を付けさせてください。
基本的な財務会計の知識は提供しません。決算書などは読める前提での教材になります。
未経験なので、学びたい!
廃業相談を受けたことがあるが、もっと学びたい!
という方向けの教材になります。
(廃業支援の経験が豊富な方には、必要ない教材かもしれません。あらかじめご理解ください。)
教材の提供期間は、半年間です。
1年以上かけてゆっくりと学ぼうという姿勢の方には向いてません。
廃業支援の教科書、販売のお知らせ
教材を制作している途中ですが、作っているうちに、このノウハウを、多くの方に早くお届けしたい!という気持ちが強くなっています。
ですが、時間的な制約もあり、完成まではもうすこし時間がかかります。
(本当に、いま、全力で、制作しています。)
ですが、できたところからでも、ご案内しようと思います!
最短で、6月8日にリリースしたいと思います。
※このタイミングでは、全ての教材を揃っていません。1ヶ月ほどかけて、追加していきます。また、皆さんからの情報も参考にしたいので、一緒に教材を作っていく感覚でご参加いただけると嬉しいです。
そこで、限定的に先行販売をします。
(こちらは、アンケートにご回答いただけた方だけの限定的なご案内です。)
正式リリースする際には、価格は、49800円(税別)にしようと思います。
ですが、アンケートにご協力いただけた皆様には、特別に19800円(税別)にさせていただきます。
ただし、30人限定です。
特別価格は、終了しました!
また、このご案内は、5月26日~6月1日までの1週間限定です。
このボタンをクリックすると申し込みページになります。
終了しました!30名の申込みが確認できた段階で、一旦販売を終了させていただきます。(あらかじめご了承ください。